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| ▲昨年の薪能「阿漕(あこぎ)」の舞台 |
いなべ市藤原町の紫光窯
築窯10周年を迎えたいなべ市藤原町古田の薬師山紫光窯の「炎のイベント・窯炎と薪能」は31日(土)夕方に開かれる。
四日市市の陶芸家林克次さん(65)と紫光窯を守る甥の林伸也さん(40)、地元の支援者らでつくる「紫の会」の共催。岡田文化財団が後援、社会福祉法人青山里会が協力。毎年この時期に登り窯を炊くのに合わせて、林さんの弟子や支援者らが協力し合って、窯横の野外舞台を使って薪能を催している。
28日(水)に登り窯に火が入り、6月7日(土)に窯出しをするが、その火炎が最高潮に達するのが31日。日没とともにかがり火が燃え盛り、漆黒の森林を背景に幽玄の舞台が浮かび上がる。
今年は築窯10周年を記念して、地元と陶芸にちなんだ創作能「織部」を上演する。原作は林さんの友人、奥村満富さん(70)。
物語は、戦国武将で茶道や陶芸の世界でも先駆的な活躍をした古田織部の亡霊が、郷土の偉人である俳聖松尾芭蕉と会い、陶芸や茶道への思いを述べるというもの。
このほか、狂言「柿山伏」、「氷室」など仕舞5曲。演者は津市在
住の重要無形文化財総合指定認定者、喜多流能楽師の長田驍氏、名古屋市在住の同認定者、和泉流狂言師の佐藤友彦氏ら。
会場は県最北端に近い、国道365号から200メートルほど西へ入った山中。公共交通機関はなく、車が必要。問い合わせは紫光窯TEL0594・46・3734 |